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各種研修のレジメ公開

「企業再生塾」 株式会社 船井財産コンサルタンツ主催

於:「品川プリンスホテル」 東京都品川区

企業再生塾レジメ 「労務管理編」
  1. はじめに
    (1) リストラのとらえ方について
         リストラの本来の意味は、企業の再構築(再生)が趣旨であり労働条件引き下げや
         解雇などの労働者への不利益のみを指すものではない。
    (2) 組織再生も個人の再生も類似している
         《病に倒れた、ある営業所長の再生のドラマ》

  2. 再生に失敗した企業の例
    (1) 民事再生法に基づく再生を申請したが失敗した例

      概 要
      A社は、サービス業を営む会社であったが、会社再建の頼みとして、東京地方裁判所に対して民事再生法の申請を申請した。債権者説明会を開催し、協力を求めたが、最終的に債権者の同意が得られず、破綻した。

      *兆候はあった
        イ 社会保険の対象給与の虚偽申告
        ロ 税金の滞納
        ハ 労働保険料・社会保険料の滞納
        ニ 給与の遅配
        ホ その他
      *未払い賃金への対応   破綻した場合の未払い賃金立替制度
      *破綻に至る原因(労務上)として考えられる事

  3. 再生に成功した企業の例
    (1) 民事再生法に基づく申請が受理され、再生にむけて進む例
      [1] 概要
      電子部品の製造を行うD社が、経営の行き詰まりから民事再生法を申請し、再生計画が債権者からも承認された。これを受け、再生計画に基づく再建を行っている例
      [2] 再生計画(人件費の20%ダウン)に基づく労働条件の変更
      @ 給与の減額
          現行の給与について15%のカット(役員は40%カット)を提示
      A 労働時間の延長
          現行の7時間労働を8時間に延長
      [3] 対応方法
      @ 就業規則の変更や契約書の変更
      A 全社員が同意書へ署名することで不利益変更への対応を図る
      [4] 再生途上での課題
      再生計画は厳しい資金計画と表裏一体となる。
      @ 資金計画に縛られた場合に社外的にはどのようなことがあるか
        〔工場の場合〕
        〔飲食店〕
      A 資金計画に縛られた場合に社内的にはどのようなことがあるか
          給与が上がらない事への不満が増大する可能性あり。
          少数精鋭で、頑張ってきた結果として、レベルアップした社員が
          引き抜かれたり、転職する可能性あり。
          ここにも、ビジョンを示し、共通の目標を持つことの重要性がある。

    (2) 30%以上の人件費節減を融資条件にされ、組織をスリム化し、経常利益が連続上昇している例
      [1] 概要
      製造業のF社は、主力製品の製造機械を取引先H社から相場の5分の1のレンタル料で安く使用することにより、利益を計上していた。しかし、H社が倒産し、債権者より製造機械を約10億で買取る事を要求され、メインバンクに融資を要請、融資の必須条件として30%以上の人件費削減を要求された例
      [2] 監督官庁への相談
      所轄労働基準監督署へ、事前に相談し、指導と理解を得る
      [3] 危機を乗り越えるための労務上の方策
      @ 新規採用の取り消し  A 15%の社員の退職
      B 残った社員の20%の給与カット  C 役員報酬の平均40%カット
      [4] とことん悩む経営者の姿
      「二年間は給与据え置き、賞与もゼロで我慢して欲しい。」社長が社員全員に面談し、納得しない社員には2度、3度と説明し理解を得る努力を続ける。
      [5] 予定の3分の1程度の期間で 危機を乗り越える
      一丸となった結果、厳しい返済計画の中、10ヵ月間予想以上の黒字を続け、賞与を支給できたもの。
      [6] ある役員と若手を中心とした社員のドラマ